【シトルリン】でも血流改善!勃起力アップへ
シトルリンとはオルチニンと同様にタンパク質を合成しない遊離アミノ酸の一種です。
1930年頃に、日本でスイカの中から発見されたのが起源と言われており、スイカの学名である「シトルラス・ブルガリス」に由来してます。なのでウリ科野菜のスイカやキュウリ・ゴーヤなどに多く含まれているのです。
2007年以前まで日本では医療用として使われていましたが、厚生労働省の食薬区分改正により非医薬品へと認可されて、一般のサプリメントへの使用が可能になった歴史があります。ヨーロッパでは、シトルリン-リンゴ酸塩が疲労回復に効果があると言われ30年以上前から医薬品として使用されています。
日本でも今やシトルリンの入っていない精力剤の方が珍しいくらい定番の成分となっていて「シトルリン○○」「○○シトルリン」などの製品名にもなっています。
シトルリンとアルギニンの関係
シトルリンは体内に吸収されると一酸化窒素を作り出し血管を拡張させ、血の巡りを良くする作用があります。どこかで聞いた事のある説明ではないですか?【一酸化窒素を作り出し血管を拡張】この部分の作用がアルギニンと全く同じなのです。これは、一酸化窒素サイクルと言われるもので、アルギニンになる前の姿が、シトルリンなのです。
一酸化窒素サイクルとは?
シトルリンが体内で吸収されると、その多くは腎臓に運ばれていき、代謝されアルギニンになります。またアルギニンが代謝されシトルリンになる時に【一酸化窒素】を作り出してくれます。※アルギニン→シトルリン→アルギニン→シトルリン→アルギニン→シトルリンを繰り返すんです。
このサイクルを繰り返す事により、血管を拡張させ血液の循環を良くしていきます。
つまりシトルリンはアルギニンの供給源でありアルギニンはシトルリンの供給源になるのです。ではアルギニンとシトルリンどっちの成分をとればいいのでしょうか?
シトルリンとアルギニンどっちの効果が高い?
どちらか1種類を摂取するよりも、アルギニンとシトルリン両方同時に摂取する方が、
高い相乗効果が見込めると実験報告があります。シトルリンやアルギニンの精力剤をお探しなら、2つの成分が同時に含まれている商品がオススメってわけですね。
シトルリンのその他の効果としては、精力増強・疲労回復・アンモニア解毒・抗酸化作用・冷え性の改善などの効果が期待でき、この辺りはアルギニンと同様になります。
シトルリンの量の目安
シトルリンの服用目安としては1日最低800mgが1つの目安になります。冷え性を改善する実験でも1日1回シトルリン800mgを3週間摂取する事で効果があったと報告されています。実際にシトルリン800mgも含まれている精力剤は相当稀ですが、唯一【シトルリン革命王】という商品に820mg含まれているくらいです。
おまけ
過去に行われた臨床試験で1日で最高3400mgのシトルリンを服用しても副作用は無かったようです。中々そこまで多量の成分が入っているとなると、値段もかなり高価になりとても気軽に試せるものでは無くなるので必要無いですねw
余談
よくシトルリンを含む精力剤の説明書きに、
血管を拡張させ大量の血液を海綿体に送りこむ事で、
- 「勃起時のペニスサイズが増大する!」
- 「プラス5cmも夢じゃない」
などの広告を良く見ますが、シトルリンでペニスが増大すると言うような根拠は探したけどありませんでした。「1晩に10回もできる」などの魅力的なキャッチフレーズが並んでますが、明らかに煽り広告なのでしょう